MISOJI GALLING 2016 出演者対談
(文責:16ビートはやお)
「今年もMISOJI CALLINGが開催される!!」
主催3バンドがMISOJI CALLINGに熱いのなら、出演者だって語りたいくらいの思いはあるはずだ!そんなことを期待して(実験的に)MISOJI CALLING 2016出演者同士で対談を行いました。
主催3バンドに対する思い、イベントそのものに対する思いを気ままに、時々熱意を込めて語っています。出演者からみるMISOJI CALLINGはどのように映るのでしょうか。気長に読んでみるのもいいかもしれません。
(主催3バンドは顔を赤らめて読んでくださいね!)
【対談者紹介】
(L→R)
徳永伸行(桜草)
林青空
吉野エクスプロージョン(ハンブレッダーズ)
16ビートはやお(Emu sickS)
【桜草】
【林青空】
【ハンブレッダーズ】
【Emu sickS】
MISOJI CALLINGというイベントについて
「怒れる大人たちのフェス」だと思っています
(昨年のMISOJI CALLINGのフライヤー)
— 昨今サーキットイベントが増える中で、MISOJI CALLINGというイベント自体にどんな印象を抱いていますか?まずははやおくんから。
はやお(Emu sickS)「去年は日程的に、MISOJIの日は広島でライブだったので、ツイッターで逐一追っていたんですよ。」
ー ライブに集中しろ 笑。
はやお「笑。僕にとって主催バンドは身近な方々なので、気になっていて。サーキットイベントが増える中で、DIY精神溢れるイベントだなと思って、広島から追跡していました。」
— 去年と今年の出演者のイメージはどうだろう?
はやお「去年と今年では出演者の毛色は違えど、それぞれ主催3バンドらしい色が出てるなと思っています。あと、今年須田さん(ナードマグネット)はSNSで荒れるのかどうかとても気になっています!」
ー 須田くんの爆発に期待しているわけね 笑。
はやお「「怒れる大人たちのフェス」だと思っています!」
一同 笑
— じゃあ、吉野くんは去年どうしてたの?
吉野(ハンブレッダーズ)「僕は去年、お客さんとして行ったんですけど…。去年の印象は―」
ー Superfriendsか!
吉野「Superfriendsです 笑。もうSuperfriendsに尽きますね、僕は。号泣して、良すぎて。全体的には、他のサーキットイベントが空気的なものだったり、ビジネス感が強かったりでしんどいこともあるんですが、(MISOJIは)純粋に音楽好きな人が作っているイベントなので、信頼できますね。それは今年の出演者をみても思います。」
ー なるほど。じゃあ徳永くんはどう?
徳永(桜草)「僕は去年出演者として呼ばれなかったので、「絶対見に行ってやるもんか!」ってなっていました 笑。」
一同 笑
徳永「ただ、いろんな方面から注目されていたので―」
ー そんなに注目されてたの?!
徳永「されていましたよ!だから僕もツイッターで追っていたんですけれど。そういう輪に入れてもらいたい気持ちはありました、僕らいつも仲間はずれなので…笑。」
ー そうでもないけどね?! 笑
徳永「笑 。ともかく今年になってそういう輪に少しずつ呼ばれるようになって、嬉しいというか、人格をようやく認められてきたというか 笑。なので今年は宜しくお願いします。」
ー じゃあ、青空ちゃんは?
林青空「MISOJI CALLINGは…、去年のその日は、MISOJIに来ている人に向けて難波で路上ライブをしたんですけれど、はまらなくてショックでした…笑。それもあって、今年呼んでいただいて嬉しいです。そういえば当時は主催バンドさんのこともほとんど知らなくて。一昨年のミナホの時にナードマグネットを始めてみたんですよ。」
ー ミナホまでみていなかったんだ?
青空「そうなんです。そこで初めて見て「なんだこれは!」ってなって!だからもうただのファンなんです!「須田さん最高!」って!だから今も会うと緊張します。なので、呼んでいただいたことが嬉しくてもう……、須田さん好きです 笑。」
ー ただ須田くんに告白するっていう 笑。多分須田くんはこの文章をみてニヤニヤしてスクショするんだろうなぁ 笑。
青空「(MISOJIは)私には何だか、悪い意味じゃなくて縁がないと思っていたので―」
ー 前回のMISOJIは、シンガーは一人も出ていないもんね。
青空「そうなんです。なのでそこに入れると思っていなかったので、びっくりがまだ続いています。」
ナードマグネットについて
言っていることには憂いがあるのに、空間はハッピーにできる
ー じゃあその流れで、主催の3バンドのイメージとか軽く聞かせてもらえたら。ナードマグネットの須田くんへの愛は伝わったから―
青空「好きです須田さん 笑!ナードマグネットは、2014年に初めてみたとき、1曲目の2番目くらいから、こう(両手を挙げる)なってました。バンドって楽しいな!って思ったのがナードのライブでした。」
ー 手を挙げるタイミングはやいな!徳永くんのナードのイメージは?
徳永「そうですね、ナードマグネットは結構有名というか、名前を聞くバンドだったので、そういうバンドに対して、なんというか「見てやるもんか!」という反発心もあったりして 笑。でも1年か2年前にFireloopでみて「めっちゃいい」と思って、そこから憧れというか、羨ましさみたいなものが生まれて。言っていることには憂いがあるのに、空間はハッピーにできるというところに羨ましさがあります。」
ー そこは須田くんの人格もあるよね 笑。桜草の場合は憂い推しだもんね。
徳永「そして(去年の)ミナホのアフターイベント(※1)でご一緒したときに圧倒的な力を見せつけられて…!これは追いつかないといけない!と。あの日は忘れられないです。」
※1:2015年のミナミホイールの裏でこういうイベントが開催されていました。
(出演者)
恋する円盤
ナードマグネット
The Sound's Pierrer
コロコロボンボンズ
Emu sickS
(O.A)桜草
(C.A)craft rhythm temple
ー なるほど。じゃあ吉野くんは?
吉野「僕らはジャンル的に親しいこともあったり、声を掛けてくれる機会も多くもらったりしていたので、今更イメージというと気恥ずかしいところはあるんですけれど…笑。端的にいうと「希望」です。純粋に良い音楽だし、考え方も共感できる部分が多くて、色んなバンドマンからも愛されていて。C.S.LのPVもリツイートすごいじゃないですか。」
ナードマグネット「C.S.L」
ー KANA-BOONもリツイートしていたもんね。
吉野「バンド的な話になると、今までナードは僕らを引き連れてくれる先輩という立ち位置で、本当感謝しかないんですけれど…!今年は僕らも腹をくくって、ナードとバチバチやりあえたらなと。」
ー 憧れの先輩という部分もあるけれど、それだけでは駄目なところもあるしね。
吉野「今年は成長した姿をみせれたらなと。」
ー 今回の対談の中では、はやおくんは一番ナードマグネットに近いイメージがあるよね。距離的にも、付き合いの長さ的にも。
はやお「初めて対バンしたのが2012年なんです。ナードマグネットと対バンが決まったときに、Emuは予め藤井さん(ナードマグネットのギター)だけとは面識があって 笑。」
ー 意外な入り口だね 笑。
はやお「藤井さんが以前組んでいたバンドと、FANJで対バンしたことがあるんです。その時は藤井さんが向井秀徳の真似をしたMCで滑り倒してて、FANJの空調の音が響いていました。」
一同 笑
はやお「ナードとの初対バンは藤井さんがまだナードマグネットのサポートの状態で。その後にメンバーと仲良くなって。で、その年に、藤井さんがナードマグネットに正式加入する流れになり、ナードの自主企画(「ASSEMBLE!!」)をFireloopに見に行ったりしたんですけど、お客さんはまだ近しい人が大半を占めている感じでした。なので、去年のFireloopで行われたナードワンマンを見に行った時のお客さんの大入り具合に感動して。」
吉野「あの場所はめっちゃ感動しました。」
はやお「僕らもナードマグネットと同じく社会人のバンドなんですけれど、「ナードが社会人でもこれだけ活動できているから」という感じで僕らも活動してて。」
ー 最近の若手社会人バンドに向けて、ナードマグネットは社会人であってもバンドを続けていける先例を示しているよね。
はやお「そういう意味でパイオニア感はあります。」
クラフトは「中小バンドに光を」って言ってて 笑
ー やっぱりナードは皆の先輩感があるね。それじゃあ次はcraft rhythm templeについて、はやおくんから。
はやお「対バンが一番古いんです。2010年のFUZZが一番最初で。」
ー CUSTOM NOISEが対バンで出演したとき?
はやお「そうです!それで、当時クラフトには全く相手にされませんでした 笑。」
ー 笑。そっか、当時Emuはオリジナリティも何もない時期だったもんね 笑。
はやお「それは当然相手にされないですよ 笑。当時の古迫さんが25〜26歳だったと思うんですが、打ち上げで「今の年齢ってなんでもできる年ですよね!」って倉坂さん(The denkibran)と話していたのを鮮明に覚えていて。今の僕がその年齢になっているので―」
ー だから今のEmuは何でもやってるのか 笑。
はやお「それはあります 笑。年齢が追いついて分かる気持ちがあるというか。古迫さんの気持ちが年齢を重ねるにつれて分かってくるんじゃないかと思います 笑。」
一同 笑
— なるほど。じゃあ吉野くんはどんな印象?
吉野「僕は、本当に面識がなくて…笑」
— 全くないの?
吉野「去年のミナホの時に、アメリカ村でお会いして一言二言会話交わしたくらいですね…笑。今日対談するし、流石に何も知らないのは良くないと思って、予め曲を聴いてきたんですけれど、リズム隊がめっちゃうまいです。」
— リズム隊うまいよね。
吉野「ライブ動画もみてそう思います。」
ー クラフトは、かなりしっかりした演奏をしているよね。
吉野「ベースの音もすごく良いです。」
青空「craft rhythm templeは、私もこの前挨拶ちらっとしか出来なくて、ライブ見て頂いてたかどうかも覚えていないんですけれど…。そもそも私、「良いライブだったねー」って色んな人から言われる日は大体意識がなくて…笑。」
吉野「あっ」
青空「エクスプロージョン林…。」
一同 笑
(参考動画:吉野エクスプロージョンは、ライブ中意識がなくなることが多々あります)
ー 徳永くんはクラフトについてはどう?
徳永「craft rhythm templeを初めて見たのはかなり昔で、堺東Goithだったんです。」
ー レアだなぁ 笑。
徳永「FM SAKAIのイベントで見たのが最初で。僕バンアパ(The band apart)が好きで…。」
ー ミナホ裏のイベントでもクラフト自ら「和製バンアパ」って名言残してたよね 笑。
青空「そうなんですか!私バンアパ好きだから、「バンアパ」って言ったら逆にダメなのかなと思って…!」
徳永「僕もバンアパ好きだから「めっちゃええこのバンド!」と思って。しかもベースボーカルじゃないですか。ベースボーカルってメロコアのバンドでしか見たこと無いイメージがあって 笑。あんなに高度なことしているのに歌っていて、この人天才かよ!って 笑。」
ー あれはすごいよね。
徳永「そして理科ブレ(理科室コーヒー実験ブレンド)メンバーと僕が同級生で、彼らの企画になるとトリ前にクラフトが出てくるので…笑。」
ー どんなイメージや 笑。
徳永「まぁそれで見る機会も増えて 笑。ミナホのアフターイベントで対バンするようになって、それから話すようになって…。付き合いが深くなりつつあるんです。あと、僕からしたら池田さん(craft rhythm templeギター)と喋れるようになるのが目標というか笑。」
はやお「孤高のギタリスト感あるよね。」
吉野「僕も孤高のギタリストって呼ばれてみたかった…笑」
ー 大丈夫!エクスプロージョンもある意味孤高の存在だよ 笑。
徳永「あと、僕達桜草は「アイデンティティに光を」というテーマで活動しているのですが、ミナホのアフターイベントでクラフトは「中小バンドに光を」って言ってて 笑。」
一同 笑
徳永「なので仲良くなりつつあります。」
(ここでMISOJI CALLING主催者の中で「誰が一番黒いか」の話題になったので大幅割愛)
ー えっと、じゃあ青空ちゃん、クラフトの印象を。
青空「さっきも話にでていたんですけれど、私もバンアパが兄の影響で好きで。クラムボンとバンアパにハマる時期があって。craft rhythm templeを聴いた時にそれを思い出して。今回恐らく古迫さんにはまだ私のライブを見ていただいたことは無いのですが、それでも出させて頂いてる点で、なんというか、他の主催バンドを信頼しているんだなって思います。」
ー 恐らくMISOJIの時に、古迫くんが青空ちゃんのライブを見に来るだろうしね 笑。
青空「だから逆にプレッシャーで 笑。その分頑張らないとなって思っています。」
The denkibranについて
音楽を大事にしないといけないということを教えてくれたヒーロー的なポジションなんです
ー じゃあその流れで、The denkibranについての印象を教えて下さい。
青空「デンキブランは私が高校生のときに、「フレッシュサウンドコンテスト」っていう大会に出た時に、ゲストとして来てはったんですよ。高校の時のゲストバンドって、やっぱりとてもビックな印象で―」
ー え、今になってビックじゃなくて小さいことに気付いた?笑
青空「違いますよ!!笑 その時に「音楽に本気で打ち込める環境があることに感謝しないといけない」という熱いMCをしていて、それがすごく印象に残っていて。自分の環境がありがたいことに改めて気付かされて。音楽を大事にしないといけないということを教えてくれたヒーロー的なポジションなんです。だから…、MISOJIに出るのが恐いです 笑。」
— クラフトが恐けりゃデンキも恐いのか 笑。
青空「先生的なイメージがあるから 笑。恐いです 笑。」
— 見てもらいたい部分もあるんでしょ?
青空「勿論、今までと違うところを見てもらいたいところはあります。」
— どちらかというと、ライブハウスの人というよりも、バンドの先輩としての部分が強いんだね。桜草もそういう意味では昔から知ってたよね?
徳永「そうですね、僕らは地元がFUZZに近かったので。」
— それこそKANA-BOONがFUZZに出ていたころだよね?
徳永「そうです、KANA-BOONもいました。コピーバンドをしてるころでした。僕自身はそれほど活動しているわけではなくて。メンバーが少し働いていたり、倉坂さん個人とは縁がありました。デンキブランもちょくちょく見たりはしていました。編成は違いましたけれど 笑。」
— ドラムも違うし―
徳永「キーボードがいたり、リードギターもいたりして。」
— The denkibranのバンドとしてのイメージはどんな感じ?
徳永「デンキブランの時の倉坂さんのほうがブッキングの時よりも恐いです笑。スイッチ入っている時の倉坂さんは尖りすぎてて恐い時があります。」
— 彼はステージ上でしっかりロックスターになっているからね。
徳永「(The denkibranと)対バンの日があって。倉坂さんに喋りかけても素っ気ないんですよ。もうスイッチが入ってて。「スイッチが入ってる時には話しかけちゃいけないんだ」って笑。」
— 桜草としてはそんなに対バンの回数はないの?
徳永「桜草としてはあまり回数はなくて。だから、「最近ライブめっちゃいいやん」って言われるのがすごく嬉しいんですよ。」
— MISOJI CALLING主催のなかで特に桜草は期待枠だからね。
徳永「やった!」
青空「私のところにも(桜草が)ライブ良くなっている噂が届いてます。」
徳永「嬉しいなぁ。」
— だからハードルすごく上がってるよ!はやおがこの対談の記事を出したら、周りも余計ハードルが上がるから!
はやお「太字で書いときますね 笑。」
一同 笑
— 桜草は1曲で判断し辛いところもあるから、ちゃんと全部見てから判断してほしいよね。瞬時に判断されるサーキットイベントに出るリスキーさもあるというか。
徳永「…宜しくお願いします!笑」
青空「私もそうですけれど、MISOJIで桜草を見てみたい人も多いと思います。」
— The denkibranの話から桜草にシフトしてしまいましたが、改めて、The denkibranの話に。次は吉野くんから。
吉野「デンキブランを去年みた印象は、本当にちゃんと「ロックンロール」しているバンドだなって。あんまり僕はそういうのを通ってきてはいないんですけれど。」
— ちょっと昔の音楽っていうイメージもあるもんね。
吉野「なんというか、いわゆる「ロックスター」みたいなものにピンとこなかったりすることもあるんですけれど。純粋に「センチメンタル・ギター・ラプソティ」はいい曲だなと思います。」
The denkibran「センチメンタル・ギター・ラプソティ」
吉野「デンキブランの印象は、色々他の要素が多くて 笑。」
— やっぱりThe denkibranだけじゃなくて、ブッキングの倉坂さんとか、色々付随したイメージがついてきちゃうということかな。
吉野「そうですね、やっぱり倉坂さんとしてのイメージも強くて。打ち上げの時のお兄さん的な立ち位置であったり、須田さんから聞く話であったり 笑。」
— 笑。Emuはこの中では古いほう?
はやお「デンキブランは、実はEmu組む前に2ndLINEに見に行ったことがあって。なかじん(Emu sickSギターボーカル)と一緒に、大学の先輩と誘われて。初めて市内のライブハウスでみたバンドなんです。熱量のあるバンドだな!って。バリバリやってる時代で。」
ー そしたら結構印象に残っているんだ。
はやお「そうです。そして今のデンキブランって「現役感への飢え」があるじゃないですか。逆に今はその「飢え」が面白いです。」
ー なるほど、飢えてるくらいの方が生々しさがあるしね。
はやお「それと僕の大学のサークルの同期も、一時期デンキブランでドラム叩いたりしてたので。初めて見た「バンドらしいバンド」でもあるし、同期がドラム叩いてたりするしという…笑。」
ー しかもEmuのブッキングをしてくれる人でもある 笑。
はやお「ブッカーとしての倉坂さんは、Emu sickSの初ライブのブッキングをしてくれた方という…笑。」
ー おー、倉坂さんはEmuの初ライブを見ているんだね。
はやお「9mmのコピーと、半分オリジナル曲みたいな感じで 笑。市内のライブハウスに出るよう先鞭つけてくれたのが倉坂さんであり、そして京都のCUSTOM NOISEなんです。」
ー Emu sickSは一時期完全にCUSTOM NOISE(GROWLY店長安齋さんの在籍するバンド)のパクリみたいだったもん。
CUSTOM NOISE「パラノイアシンドローム」
はやお「それだけ影響が強かったんです 笑。そして1回目のライブを倉坂さんに見てもらっているだけに、未だにライブを認めてくれない 笑。」
ー 昔を知ってたらそれは大いにあるよね 笑。昔を知っているがゆえにあんまり優しくなれないという。
はやお「この前もミナホ裏のイベントの時に、倉坂さんから「楽しかったけど、俺は認めへんよ!」って言われて 笑。そのあとすぐに「うそうそ!」って言われたんですけど 笑。」
一同 笑
ー もうそろそろ認められないといけないね 笑。
はやお「「参った!」って言われるライブをしないといけないです。だからMISOJI CALLINGで負かしたいです!「君らの後めっちゃやりにくいわ!」って言われたい!」
吉野「それめっちゃいい!それはグッときますね!」
MISOJI CALLING 2016に向けて
「こんな音楽もあるんだ!」とお客さんに走り出したくなる気持ちを感じてもらえるライブをしたいです。
ー そしたら、次はMISOJI CALLINGで「見たいバンド、もしくは被りたくないバンド」を教えて下さい。
はやお「やっぱり昔対バンしたことのあるKidori Kidoriと…、あとカトキットです。」
ー ちょっと意外!確かにこの前のクチフェスも良かったしね。
はやお「ライブが良いってすごくよく聞くんです。サポートドラムで参加してるバンド(The biens)で一度対バンしているんですけど、ステージ映えがすごくて。」
吉野「僕も昔対バンしたことがあります。」
はやお「最近ワンマンもしてて、やっぱり名前もよく聞くので、見たいです。」
ー じゃあ吉野くんは?勿論ナードマグネットとは被りたくないかもしれないけれど…笑。
吉野「いや、ナードと被っててもいいです、ムツムロ(ハンブレッダーズ ボーカルギター)に怒られそうですけれど、闘います笑。被りたくなさで言うと、何としてでも被りたくない…というバンドはないです。「ライブを観にいきたい!」という意味で被りたくないバンドはめちゃくちゃいるんですけど!」
ー じゃあ、桜草は?
ー あー!モケーレはね!
ー モケーレは今めちゃくちゃ良くなっているもんね。元々当然良いんだけど、今はさらに「仕上がってきている」というか。今どこと闘ってもいける感はあるよね。
吉野「ライブ観るたびに泣いています…笑」
ー じゃあ、青空ちゃんは?
青空「…どことも被りたくないです 笑。」
ー それは無理!笑
青空「特にCettiaちゃんとは被りたくないですね。私とは違う世界観で、すごく好きやなと思ったんですよ。年下で、女の子で、そして強くやってて…。それと、お互いのお客さんにそれぞれを見てほしいので、一緒の時間に被ってしまいたくないっていうのはあります。あとは、モケーレ…。」
ー モケーレは人気やな。
青空「私が家でモケーレを聴きすぎて、お母さんもお父さんも好きみたいな感じで笑。」
吉野「モケーレは見たいですね…!」
青空「あとはパノパナ(パノラマパナマタウン)。」
ー 今勢いもあるしね。
青空「eo music tryでもみたんですけれど、それよりも過去に一度見たことがあって。かっこ良すぎて気がついたら最前にいるっていう 笑。その後知ったんですけれど、私が高校のときにコピーバンド組んでた子の友達だったんですよ 笑。」
ー 年齢が一緒なの?
青空「そうです。あの時かっこ良かったバンドが同じ歳だとは思わなかったし、それもあって見たいですね。」
ー 最後に、MISOJI CALLINGの意気込みを教えて下さい。
吉野「純粋に良い音楽が集まっているから、その一つとして「こんな音楽もあるんだ!」とお客さんに走り出したくなる気持ちを感じてもらえるライブをしたいです。こういうイベントは、まだ見たこと無いバンドをみる面白さもあるので、そういう人たちに見てもらえるように頑張ります。あと、MISOJIはハンブレッダーズにとって現体制最後のライブになるので…。僕らは高校の同級生からバンドを始めているので、その集大成になればと思います。」
青空「「林青空がMISOJI CALLINGでるんや」って思っているお客さんもいると思うので、弾き語りでもここまで聴かせることができるんだっていうところを見せたいですね。あと、お客さんだけじゃなくて、同じMISOJI CALLINGに出るバンドマンにも認めてもらいたいなと思っています!バンドに負けないシンガーソングライターになります!」
徳永「桜草は、最初の話でもありましたが、あんまりサーキットイベントに呼ばれないので、自分たち自身でも新しい試みというか、チャレンジの部分もあるのでそこを楽しみつつ、サーキットイベントだから来る人たちにも引っかかるようにしていきたいです。桜草のライブ中はお客さんが一人も出て行かない、「空間の支配」みたいなところでは負けたくないですね。」
はやお「僕らもそうですけど、出演者は主催の3バンドに負けないライブをするはずなので、主催には「守りに入ってたら恥ずかしいぞ!」と言いたい!そういう気持ちでライブをするので、お客さんは頭からそれを見に来て欲しいです。」
ー 頭からライブを見て、その上で主催バンドを見て欲しいと。トリだからって盛り上がる必要はないもんね。良くないライブをしていたら「お前らダメだぞ!!」って言っていいよね 笑。
はやお「良くないライブをしてたら「やっぱり三十路だなぁ」って酷評されるくらいでないと!」
一同 笑
はやお「そして、お客さんは気軽に楽しんでください!」
以上となります!
「MISOJI CALLING出演者から見たMISOJI CALLING」いかがでしたでしょうか?
出演者も楽しみしているMISOJI CALLINGの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。
開催まであと1ヶ月余り。皆でワクワクしながら当日を迎えましょう!
僕は16ビートを刻みながら首を長くしながらまっていますね。
(文:16ビートはやお)