オーディオコメンタリー 〜Emu sickSを夜明け前から連れ出そう〜
2017年10月25日に発売されるEmu sickS初の全国流通音源『夜明け前のジーニアス』について、縁のある方々にオーディオコメンタリーをいただきました。コメントをいただいた方に僕達もお礼としてコメントを返しています。
ペロペロしてやりたいわズ。 ムカイダー・メイ
EmusickSの楽曲はすべて、ほんと約束されてるみたいにグッと掴まれて燃え上がって急にジンッと切なくなる。分かっているはずなのに、何度も何度もグッと掴まれて燃え上がってしまう。ずっとずっと、わたしはその後のジンッとくる切なさに嫉妬している。初めて会った時から変わらない熱と、進化し続けているエモーショナルな部分が、この1枚に気持ちいいほど完璧に詰め込まれていて、わたしは嫉妬と歓喜で今すぐ踊り出てしまいそうです。Emuを初めて聴く人はもちろん、ずっと好きな人はきっともう一度好きになると思います。
わたしは、なりました。
ペロペロしてやりたいわズ。
Vo&Gt.ムカイダー・メイ
Emu sickSコメント (by 16ビートはやお)
〜ムカイダーはいつも闘っている〜
ムカイダーはいつも自分と、音楽と、社会と闘っている(と勝手に思っている)。だから、優しさと狂気が詰まって見えて、ライブ上で最高の表現者になるんじゃないかと感じてしまう。
きっと彼女は、負けるもんかと立ち向かう度に、高度な挫折をし、同時に得れるちょっぴりの成功と満足を食べて生きている。そして確実に強くなっていく。
広島で会うムカイダーは、優しくて強い。けれど、他の土地で会うムカイダーは、ちょっと怖い、ヒリッとしてる。広島だろうが他の土地だろうが彼女は変わらずファイティングポーズをとっているんだけど、きっと土地土地によって、彼女は無意識的に闘う目的が違うのだろう。彼女はいつだって広島に愛されているし背負っている。
話は変わるけれど、ムカイダーはご飯をおいしそうに食べる。それって凄く大事なことだ。なにが、ってわけじゃないけれど、本当に凄く大事なことだと思う。
人生ってなんだろう、意味なんて考えてもぼんやりとしか見えてこないんだけど、バンドを這いつくばってでもやり続けることとか、やっぱり売れたいとか、苦しみ続けても挑戦したいとか、穏やかに過ごしたいとか、人それぞれなんだろけど、どれにしたって、ご飯をおいしそうに食べるっていうのは、本当に健康的なことで、おいしく食べることで彼女は人生を追い続けるパワーをしっかりすぎるくらい蓄えているのだと思う。
だから僕は、ムカイダーを、ペロペロしてやりたいわズ。を応援し続けたい。いや、なにを偉そうに言ってるんだ僕は。でもね、挫折したって、悔しい思いをしたって、全部全部歌に昇華するムカイダーは美しいんだ。それが全てで良いじゃないか。