夜明けは訪れるのか(8)
毎回書いてごめんね!!
Emu sickS初の全国流通フルアルバム『夜明け前のジーニアス』が10月25日に発売です!!
2008年に結成して、ようやくの全国流通。ドラマがないはずがないよね。
詰め込みに詰め込みまくった全13曲。
買うと(僕の)人生好転します。
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気がつけばバンドの振り返りが長期化したこのブログ。
まだまだ長期化するよ!!!!!最終的には映画にしたいね!!!!
結成6〜7年時点、2014年の頃のEmu sickSを振り返っている16ビートはやお。
この時期、16ビートはやおは並行してサポートバンドでとあるバンドに加入する。
それがThe biensだ。
僕の大好きな2000年代ポスト・パンクリヴァイバルの精神をたっぷり詰め込んだバンドだ。伏見のMUSE。京都のTHE MUSIC。
The biensの前身バンドとしてbone machineというバンドがあったんだけど、そのベースとギターボーカルを軸に残して組み直したのがThe biens。
ちなみにbone machine。
僕がとある日Twitterでセッションしたいって書いたら、その頃は奈良のスタジオから生駒のレイブゲートというライブハウスに移ってきたヨコデさんと、The biensのベースのじろーさんが反応して、セッションすることに。
たしかその日、たまたま隣のスタジオにオーラルが入っていたんじゃないかな。エイジファクトリーかな、間違っていたらごめん。
そのときにじろーさんが、「やっとデモができてん」っていって聞かせてくれたのがMAY BEという曲だった。ドラムを探しているとのこと。
DASAI PV。
それが契機でサポートをすることになり、立ち上げにも関わらせてもらった。
僕はその頃大阪のお好み焼き屋に努めていたので、お好み焼きを焼き上げて、颯爽と(京阪電車で)京都へ趣き練習をし、終電で帰るというルーチンが生活に組み込まれた。
今思えばバイタリティに溢れまくっていた。今もバイタリティは加速してるけれど。
初ライブ前に、デモンストレーションというか、京都精華大学でライブをし、その後、もえみさんという方の、秋のサイケデリアというイベントで初陣を果たした。
ちなみにその時になぜかまだあまり仲良くなっていなかったテキョロカリキョロのニーナくんがいて、肩を殴られて「あっ、怖い人だ」と思った。
サポートメンバーとはいえ、本気でやろうと思って結構無用のおせっかいを焼いて、ああしようこうしようとか色々意見していたりした。そんな僕の話をゆうやさんもじろーさんもしっかりと聞いてくれていた。年上に食ってかかる生意気なサポートメンバーだった。
そういえば、The biensメンバーと飲みにいったことがあって、最終的には僕とじろーさんの二人だけになったことがあったんだけど、案の定楽しくなって朝が近くなってきた頃に記憶をなくし、起きたらじろーさんの家で寝ていたことがある。拉致されたのかと思った。お茶が体に沁みた。
そして話はEmu sickSに戻って、2014年の12月「Screw Driver」を発売することになった。
OKEREKEまで録ってくださったエンジニアさんが東京に旅立ってしまい、MORG studioというスタジオで録ることになる。そこでまた色々鍛えられた。良いスタジオだ。今作『夜明け前のジーニアス』もMORGで録っている。素晴らしい。
そしてレコ発自主企画をしようということになった。この企画は、ブッキングが難航しまくっていた。なかなかバンドが決まらない。結局サポートしていたThe biens、The Stone That Burns、ヨモギイチヨウ(この頃はまだヨモギ|イ|チヨウではなかった)の4バンドで、結構洋楽テイストに振り切るような、エッジの効いたイベントになった。
The Stone That Burns
ヨモギ|イ|チヨウ
ちなみに、このイベントではスクリュードライバーが飲み放題となった。
結果、阿鼻叫喚のようなドロドロしたイベントになった。楽しかったけどね。
そんな感じで、The biensと、Emu sickSと、二足のわらじを履くことになった僕。
この頃には16ビートはやおという名前が徐々に広まっていき、ライブの取置名も「16ビートはやお」になって行く先々のライブハウスの受付を失笑させていた。
相変わらずお好み焼きを焼き続けていたけれど、翌年の2015年4月からは、違う職種に就くことになる。あえて書くが公務員だ。
公務員とEmu sickSと、The biensと。これが僕を構成する要素になっていく。
ある程度、全国各地にライブしに行くようになって、新譜も発売し、社会人としての階段も駆け上がっていく。現実の世界と上手くやっていく折衷案というか、そんな感じで歩みを進めていた。
ともあれ、振り返れば2014年はずっぽり音楽の沼にハマっていく感じがした。
余談だけど確かこの年、ある冬の日僕はとてつもなく酔っ払って、朝起きたら高架下の道路で座り込むように寝ていた。凍え死にそうなくらい寒かったが、近くにあった道路工事用のライトが温かいおかげて何とか生きていた。けどバッグから何からなくしてしまった。お酒の失敗を、定期的に繰り返していた。
2015年に続く。
Emu sickS 16ビートはやお