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16ビートフォーエバー状態に突入しつつある話

人生どうなるのかなんて分かんないな。

自分が納得するために努力するということを続けていたら、面白く転がることがある。

《1》

今年解散してしまったみそっかすのはるきちさんに誘われて、「ガストバーナー」という新バンドをすることになりました。

恐らく人類の70%くらいはレストラン「ガスト」がよぎるだろうけれど、決してガストの差し金ではない。

どちらかというとバーナー寄りである。

みそっかすとEmu sickSの活動開始時期はほぼ変わらないものの、(互いに存在は知ってはいたが)10年近く交わることはなく、2017年に発売したEmuのフルアルバムを介してみそっかすと対バンすることになり、ようやく直接対面を果たした。

やはり過ごしてきたシーンや青春が重なっていただけあって、出会って以降は話の共通項が多く、まるで昔からの知り合いような感覚になった。

そして僕が事あるごとに半ば冗談めかして「みそっかすは希望」と言い続けていたけれど、例えばナードマグネットに対してもそうで、同時期に活動を始め、10年近くいわば同世代を駆けてきた人たちが今も音楽を楽しんでいる事象自体が、僕にとって希望以外のなにものでもなかった。

僕が人生を楽しめているのは音楽をプレイしているからで、その上で同世代の存在は戦友であり、希望なのだ。

《2》

言葉は言霊となって人生を動かすことにもなるんだなということを痛感している。

2月23日にZOOZが初めて名古屋(それも始動からお世話になっているなおじろうさん家ちゃんさんの最高企画!)に行った。

その時に来てくれていた方とみそっかすの話でひとしきり盛り上がった。

きっと僕が「みそっかすは希望」なんて言っていたから、気にかけてくれていたんだと思う。

会話の中で「なにかはるきちさんを手伝えることがあったら良いなぁ」的なことは話していた(はず)。

その後しばらくして、はるきちさんから電話がきた。「話は聞いたぜ、バンドをやろう」との主旨。

何かあったら手伝いますよとか言っておいて、いざ声がかかった時に手伝わないのはダサすぎるし、そんな人生も人間もつまらないなと思った。

名古屋と大阪の距離は気になったが、そんなものひょいと飛び越えるお客さんの存在がよぎり、演者がそんな距離で怖気づいてどうするんだとも思った。

というか、はるきちさんとバンドをするなんてどんな人生なんだよ。ただの16ビートはやおだよ僕…。

《3》

殊更隠す気はないけれど、ZOOZ、THE SALARYMEN、そして新たに始まるガストバーナーの他に、また違う新しい音楽もやろうと画策している。

これももう、2年くらい前からか「やりたいねー!」と話しては一部メンバーが定まらずポシャっていた音楽の話だったんだけれど、今年に入ってから上手く噛み合うようになり、本格的に動き出す運びとなった。鋭意曲作り中。

これもまたセンスがぶつかると火花が散って爆発する感覚。夏くらいになにか発信できたらいいなー。

ここにきて音楽的悦びでパンパンになっている。毎日楽しい。

ただただスケジュールが埋まっているのではなく、質的に納得できているのが一番嬉しい。

他人がどう見ていようが、自分自身が納得して過ごせているのが良いなと思う日々である。

大体僕の発言(かっこいいー!とか、やってみようー!とか、手伝えることがあったら言ってねー!とか)が火元になって何かが動き出したり誘ってもらったりしているので、かっこいいものを素直に求めるという点において、迂闊に話すのも悪くないなと思う。

《4》

そしてかっこいいバンドZOOZ、アルバム発売日が4月8日になりました。

盤の予約を現在しているし、ちゃんと発売日からサブスク配信もする。きっとそれが一番手軽に聴ける。

聴いてもらいたい欲求を優先させておくのは、精神を健全に保つ上で大事な事項だ。

今ZOOZを聴いてくれる人は、能動的にかっこいいものを追いかける人だと思っているので、そういう方々の耳に入ることが嬉しい出来事だなと思う。

諸々の諸影響で3月のライブは全て延期か中止になってしまったんだけど、その分しっかり曲を作っています。

どうしてこんなにあっさり、良い曲ができるんだろうというくらいにできている。強いぞ、ZOOZ。歌詞を書くユウヤさん、大変。こうしてまた、曲ができていく。あとは披露して最高を分かち合うだけね。


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