2月22日は222ビートの日
2020年は強力な年になる。
僕の個人企画として2月22日(土)にZOOZとpotekomuzinのツーマンライブをする。
きっと、企画の日はZOOZにとって非常に重要なポイントになって、今後振り返ることが多くなるだろうから、先に書き残しておこうと思う。
と同時に、格好良いバンドに対してその出会いの経緯を書くのはなんだか野暮な気がしちゃうんだけど、書くことで自分の気合いを入れ直して臨むという意味合いで納得しておこうと思う。
《1》
企画を考えだしたのは、2019年7月のこと。
その頃僕は、6月に始動したばかりのZOOZにとって「格好良い音楽と交わること」に飢えなきゃいけないと考えていた。自分達で能動的に求めにいくことはどんな物事に対しても大事で、ある種当たり前なことをしようとしていた。
数日はそんなことをぼんやり考えて過ごしていたんだけど、梅田駅を歩いていたら急に「potekomuzin」という単語が降ってきて、「これだ!」となり、「ツーマンだ!企画だ!」と一人興奮してZOOZのメンバーに連絡した(その後テンションが上がってハイボールを大量に呑んでとんでもないことになった。)。
そしてOKしてくれるpotekomuzinの懐の深さ。
《2》
あのときなぜ梅田駅でpotekomuzinとのツーマンを閃いたんだろう。
彼らと初めて対バンしたのは2013年のこと。勿論Emu sickSで。
木琴プレゼンツ「音に染まる街 第4回」で初めて対バンしたけれど、かっこよすぎて灰皿で頭を殴られたような気持ちになった。
(そのときの詳細こんな感じだった)
音楽に勝ち負けはないけれど、主観として「これは勝てない…」と思った。草野球選手がプロ野球に混じって打ちのめされる感覚、まだ序盤なのに魔王の城に来てしまったような、太刀打ちできない絶対的な力差を感じた。メンバーそれぞれのフィジカルなレベルが桁違いすぎて、楽器筋力の違いをひしひしと感じる結果になった。企画は最高だった。
(その後発売されたこの曲をよく聴いていた)
《3》
それから4年後の2017年のこと。薄くは繋がっていたものの対バンするということも長らくなかった。Emuが「16ビートアザラシコンピ3」を出すにあたって東京でも企画を行い、そこで久しぶりに共演した。「前はガツンと打ちのめされたけれど、4年前のEmuとは違うんだぜ」と多少ばかりは思っていた僕。
ライブを見てくれたpotekomuzinヒロキさんが「Emu sickS見違えたわ。超良いチームだな」と呟いてくれた。4年越しに認められた気がした。それでもpotekomuzinのライブはフィジカルは増すばかりで、主観的に「やっぱり勝てねぇ…(4年振り2回目)」と思った。
この2013年と17年の出来事の流れがあって、勝手に僕の中でpotekomuzinとは「格好良いこと」を主軸に繋がる関係だと認識するようになった。
《4》
そういうわけで企画を考えたときに、「格好良いバンド筆頭」としてpotekomuzinが浮かんできたんだと思う。2月22日の企画では、それぞれ75分の長尺でお届けする。
長尺はとてもワクワクする。短ければ短い時間しっかり詰め込んでライブをするけれど、長い時間のボリューム感もとても楽しみだ。
新曲もいくらか放り込むことになるだろうし、嬉しすぎることにZOOZは新曲が出来すぎている。体とビートをしっかり仕上げて、魅せるツーマンを作っていこうと思う。
あとpotekomuzinのこの曲、ヒロキさんから送ってきてもらったときに、「新境地だ…」と思った。常に更新されていくバンドに僕もなりたい。
僕のブログは見なくていいからライブを見てくれたらそれで嬉しい。分かるから。それをブログに書いても意味はない、失敬。