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売れたいと認められたいと長く続けたいということ

「売れたい」は、自分の音楽が商業ベースで成功して音楽だけで自分の生活を成り立たせること。

「認められたい」は売れたいとほぼ同義なんだけれど、商業ベースの成功よりも、沢山の人に「いいね」って言ってもらいたい、いいライブをしたい、その限りにおいては音楽だけで自分の生活を成り立たせることは必須条件ではない。沢山の人に良いねって言われる時点で、音楽がある程度の生活の糧にはなっているんだろうけれど。

「長く続けたい」は「売れたい」「認められたい」よりかはもっと内向きで、自分達の満足する作品、納得するライブをし続けたい。その限りでは「売れたい」の線とはまたちょっと違う。

大体このくらいで僕はこの3つの言葉を使い分けてるんだけど、バンド活動なんてその3つのせめぎあい、比重の違いで方向性が決まるんじゃないかなんて思っている。

ちなみに僕は「売れたい」し「認められたい」し「長く続けたい」。

こう言ってしまったら元も子もないんだけど、だいたいの頑張っているバンドマンは同じなんじゃないかと勝手に思っている。

ただ、個々人においてその「比重」が異なっているだけだと思う。どこに重きをおいてバンドを続けていくかっていうことね。

売れたい:認められたい:長く続けたいの割合が8:1:1の人と、1:1:8の人が同じバンドに所属している場合、そのバンドはきっと方向性の違いとかで脱退とか解散とかしちゃうんだろうな。脱退解散はそれだけで勿論全て説明できるものでもないけれど。経済的な理由とか、もうどうしようもなく仲が破綻してしまうとか。アザラシ好きをなんとかしろ!とかもあるかもしれないね。

僕自身のことを振り返る。なんだかんだでずっとバンドのことを主軸に生活を組み立ててきたし、決断してきた気がする。バンドしたいから転勤のほぼない、スケジュールの確保できる仕事を選ぶし、バンドしたいからブラック企業を辞めたし(もっと他にも理由はあるけれど)、バンドしたいから◯◯っていうのが主軸に生きている。解散はバンドの死だ。作品は生きていくとしても。

他のバンドが解散する。僕はそれを聞くと必ずお腹が気持ち悪くなる。自分のバンドが解散したらどうなるんだろうって考えるから必ずお腹が気持ち悪くなる。儚いなぁ。

そのたびに売れたいし認められたいし長く続けたいよなぁって思う。そのために今日も頑張ろう。おはよう。


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