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Lambda、前川竜平という男について

  • 16ビートはやお
  • 2017年12月27日
  • 読了時間: 3分

僕はヘラヘラしているとよく言われるけれど、基本的に怒りに満ちて生きています。

怒りは行動の原動力、とても大事な感情だ。

20代からは、その怒りのアクセルを全力で踏み込んでいるかあまり踏み込んでいないかくらいしか違いがないんだけど、

最近は綺麗に怒りを出して生きていこうと思っている。

アンガーマネジメントなんてくそくらえ、いや、むしろしっかりとアンガーをマネジメントしたいのかもしれない。

「イラッとしたら6秒待ちなさい」という言葉ある。怒りのピークは6秒らしい。実践してみてね。

いや、そんなことなんでどうだっていい。とりあえず僕は怒っている!!!!!ピークなんて関係なく!!!!

Lambdaの前川竜平(以下りゅーちゃん)がLambdaを脱退するのだ。

「ふざけるな!!!!!!!!」

バンド歴が長いと、脱退や解散に慣れて「ああ仕方のないことか」と、諦念ともいうのか、麻痺というのか、

ある意味の無関心が気持ちを覆い尽くすのだけど、「怒り」を純粋に大切にすると、

Lambdaりゅーちゃんの脱退は僕にとって「ふざけるな!!!!!!!!!」なのだ。

LambdaとEmu sickSの付き合いは長い。

彼らとの出会いは2012年。対バンしたライブにはジラフポットやコンテンポラリーな生活もいた。

りゅーちゃんを最初見た時、僕の高校の友達に異様に似ていると感じた。声の具合、見た目、発想、75%くらいは遺伝子レベルで一致していると感じていた。

出会いはなんであれ、Lambdaとはそこからの付き合いがある。彼らの企画に呼んでもらい、僕らの企画にも出てもらい、切磋する仲になった。

「どっちが先に有名になるかなー!」なんて言われたこともある。平たくいうと友達であり、ライバルだ。

大学の後輩がLambdaのギターに加入した。ニシダという男だ。

僕が斡旋してりゅーちゃんから連絡が来たのか、そもそもりゅーちゃんがニシダの加入していたバンド、fronteethを気に入ってからなのか、

前後関係は記憶していないけれど、ともかく間を取り持ったことは確かだったと思う。

りゅーちゃんの家に夜通しゲームしに行ったことがある。4人でわいわい朝まで遊んでやたらと楽しかった。

僕が一時期サポートドラムをしていたこともある。

りゅーちゃんとは半年に一回くらい飲みに行って、「どうやったらもっと格好良いライブできるか」「有名になれるか」なんてああでもないこうでもないと話していた。お互い暗がりの中から僅かな希望の光を見出そうと必死だった。

だからこそ、彼の脱退は「ふざけるな!!!!!」なのだ。あの日々は、あの感情は、脆くも崩れ去ったのか。あの希望は、なんだったのか。もっとりゅーちゃんのいるLambdaと突き詰めていきたかった。

「ふざけるな!!!!!」とはいうものの、彼の人生と、プレイヤーとしての今後を凄く応援している。

彼のベースは率直に言うと、初期衝動なのだ。

もちゃっとしているときもあれば、バキバキのときもある、ぶいぶいしているときもある、彼の感情に大きく左右されるベースの音は特徴的だ。

Lambdaの音楽は、基本的にダークで冷たい。でも、そのなかに僅かに希望がある。絶望だからこそ、僅かな希望でもすがりたくなる。

僕は彼らのライブを見るたびに荒廃した街が見える、でも美しい。希望がさすからだ。少し高い平熱を感じるような不思議なライブだ。

りゅーちゃんの今後にもLambdaの今後にも希望が差し込んでいて欲しい。

無関心は一番失礼だ。だからこそ、僕は怒り続ける。これからもよろしくね。

Emu sickS 16ビートはやお


 
 
 

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