日常はひきちぎるもの
- 16ビートはやお
- 2018年3月22日
- 読了時間: 3分
シワが増える度に人は強くなる(気がする)
僕は眠くなったり疲れると右目だけ二重になるんだけど、
最近日常の約半分が二重になりっぱなしで、自然整形に成功した気分になっているし、
実際ちょっと強くなっている気がする。
ここ数日で沢山の人と会った。
おかげで、僕の背筋がピシッとなった。
日曜は名古屋で、ペロペロしてやりたいわズ。のみんなと。
「定期的に会ってるから久しぶり感がないねー」なんて言ってたけれど、
もう4年くらいの付き合いになるバンドがお互い腐らずもがいてこの日に再び対バンしている事実は凄いことなんじゃないかと思っていた。
ふと、こんな日々はいつまで続くんだろうかと考えたけれど、それは「いつ僕は死ぬんだろう」と考えるのと同じことだから気にするのを辞めた。
ライブを観るたびに磨かれていく彼女たちの本気、美しいな。
良いものは良いし、美しいものは美しい。
ムカイダーがライブ中に足を高く上げてたんだけど、ストリートファイター並に高く綺麗あがっててそれも美しかった。
月曜、火曜はヨコピー、甘酒君、ノモト君(ex.メランコリック写楽)に会った。
彼らはニコニコしてたけれど、「音楽辞めねぇよ」感が満々で安心した。
純粋に、音楽ができる喜びが詰まっていた気がしたし、
冗談でヨコピーに「ドラムくれよぉ」と言ったら
「辞めねぇからあげねぇよ!!!」って言ってくれたのが嬉しかった。
今日はTHIS IS JAPANのレコ発を観に。
なんだか、彼らとは根底の生き方の肯定感というか、苦しみ方というか、そういうものが似ていると勝手に思っている。
遠く離れて育ったけれど、きっと同じようなゲームをして、同じような漫画を読んで、同じような青春を送ってまっすぐに歪んだのだろう。
ジャックさんが以前「頭おかしくないと、この歳になってもバンドしてねぇよ」って言っていたのを、ライブを観ながら思い出していた。
それほどにライブで生き様を見せつけられた。同時に魅せられた。
もはや生き様から音が出ていた。それが堪らなくかっこよかった。
ナードマグネットのライブが超良かった。須田さんの言葉の強さが刺さった。
これも生き様だった。
なんで僕、音楽をこんなしぶとくしているんだろう。
認められたいしかっこよくなりたしモテたいのかもしれない。
その欲があるのは事実だけど、
きっと、本当は生き様をみんなと共有したいだけ。
だから、ここ数日で会ったバンドマンのみんなのライブが、言動が、仕草が堪らなくかっこよかったので、救われたのだ。
社会的にみたら、バンドマンはマイノリティだしよく思われてない側面も多いしお金もないほうなんだろうけれど、そんな価値観なんてどうでもいい。大事なものはもっと違うところにある。
(僕がブラック企業に勤めてた頃、社長がすべての価値観をお金においていたところにとてつもない吐き気をおぼえた原因はここにある。それはそれで一つの生き方なんだけどね。)
高校生の時の僕に、大学生の時の僕に、
「君が想像している以上に未来の君は日常もぐちゃぐちゃだし、むかつくことだっていっぱいあるし、こんな大人になるはずじゃなかった。でも音楽があるからなんとかなってるよ。」って生き様を示したい。
高校生、大学生の頃の僕は、そんな人間の作る音楽が大好きだった。
今、僕はそんな人間になるときなのか。
音楽って楽しいね。右目の二重が深くなってきたので寝ます。明日からも日常、引きちぎっていこう。
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