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止まるということ

  • 16ビートはやお
  • 2018年10月3日
  • 読了時間: 3分

突然の発表でごめんなさい。

Emu sickSは2019年1月12日の自主企画をもって活動休止します。

「このままのペースでEmu sickSを続けるのなら僕は抜ける。」

僕がこの前、メンバーに告げました。

「僕はEmu sickSを一生続けます。」

この言葉も、ワンマンライブのときかMCかで、僕は嘘偽りない気持ちで言っていました。

メンバーの良いところも、悪いところも、僕のダメなところも、全部全部抱えられて、時に抱えて一生やっていくことになると思っていました。

それだけこのメンバーで10年やってきたことは屈強なことだと考えていたし、みんなに支えられてたからこそ10年やってこれたと思っています。

もはや、「同じ大学の軽音サークルの友達同士で組んだバンド」の域を超えていました。

それぞれが本気だから喧嘩もするし、ぶつかるし、こいつ本当にムカつくわ…って思うことも多いし、しょうもないことで笑えるし、

かっこいい曲の断片を持ってきてくれたときは「最高やな!」って思いながら、帰り道ニヤニヤしていました。

けれど、この4人でなにか物事を創っていくときに前提となる部分への懸念、それはもう誰も怒ってくれなくなってしまったようなこと、

これ以上このメンバーでペースをあげて活動を続けていくことが、ただただ人に迷惑をかけることになるということ、

このままの考えでバンドが進めば、もはや大学の友達にすら戻れないかもしれないと感じたこと、

そういった事実に対して、いくら気持ちを取り繕っても、耐えることができませんでした。

それらは、10年一緒にバンドをしているから乗り越えられる、というものではなく、

10年一緒にバンドをしているからこそ、このメンバーでは「乗り越えることができない」と感じるものでした。

なので僕は生半可な気持ちではなく、万策を尽くしてEmu sickSを脱退しようと決めたのですが、

ありがたいことに「この4人でいること」をメンバーが重視してくれたので、一旦このままのEmu sickSという形を冷凍保存することになりました。

勿論、日頃応援してくれている人たちにどう向き合ったらいいんだろうか、ということもずっと考えていました。

本当にごめんなさいという気持ちと、だけれども健全な状態でバンドをすることが大事なんじゃないかと思う気持ちとでずっと揺れていました。

結果としては、健全な状態でないと応援してくれている人も裏切ることになると思い、今回の決断に至りました。

今後Emu sickSはどのようになるかは一切わかりません。

止まってから見えてくることが全てだと思います。

今後、僕個人は間違いなくなにかの形で音楽と関わり、ドラムを叩き続けます。

ただ、Emu sickSという形でないと意味がないという人も多いはずで、

確かに僕自身高校生のときから「前のバンドのほうが好きだったなぁ…」って思ったりすることもしばしばあります。

けれども、何かしらの形で音楽はやり続けます。

僕自身も、メンバーの多くも音楽は続けていきます。

それがどういう結果を生むのかもわかりません。

ただ、それぞれが今後も音楽と真摯に向き合っていきます。

今はそれしかわかりません。

今回このような発表となり、ごめんなさい。

またライブハウスであったとき、好きな音楽の話ができたら、嬉しいです。

Emu sickS 16ビートはやお


 
 
 

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